2008年に劇場に観にいった22本の中から、ベスト10をカウントダウン!
キーワードは「搾取」「格差」だった。
ドキュメンタリーものが多かった。
ハリウッド映画は少なかった。
ファンタジーではなく、現実に目を向けるべき、という流れの1年だった。
#10 いまここにある風景
「世界の工場」中国の実態を淡々と描写していく映画。Made in Chinaの裏側をぜひ見るべきだ。
#9 クライマーズ・ハイ
御巣鷹山の事件を題材にしたフィクション。だけれども、新聞というメディアがどのように動いているのかの内側を知る好作品。
#8 ぐるりのこと。
リリーさんと木村たえの夫婦がなんともいいです。それにしても、今年は邦画結構観にいったなぁ。。。
#7 おいしいコーヒーの真実
この映画を観てから、常に頭の片隅に「搾取」の2文字が浮かびます。でもコーヒーはやめられない…。
#6 1000の言葉よりも−報道写真家ジブ・コーレン−
いやあ”スーパー”報道写真家ですよ、彼は。But,映画の主人公としてかっこよく制作しすぎ?
#5 動物農場
アニメーションだからとお気軽には観れない映画。直接的な粛清はないけれど、いまの日本も、やんわりと、じわじわと、確実に搾取の構造をFIXされてきていないかい?
#4 女工哀歌
これも「搾取」がテーマ。適正な価格って難しいけれど、競争原理で低価格のしわ寄せが末端の女工のレベルに来ていることが映像で眼前に置かれると、それでいいのか、と考えてしまうはずだ。
#3 アラビアのロレンス完全版
はるか以前にビデオで見たのだけれど、ぜんぜん頭に入っていなかったことが判明。いやあ、すばらしい!の一言。これは映画館で観なければ!!!
#2 フツーの仕事がしたい
労働者一人では簡単に権力に踏みにじられてしまう。だからこそ、たくさんの労働者が集まり、権力に対峙していかねば、と突きつけられた映画。しかし、これ演出でないんだよね。。。文字通り、監督が体をはった生み出した懇親の1作。
#1 Into the wild
今年、自分のナンバーワン!アラスカの荒野で餓死して発見された青年の旅物語を振り返る。
アメリカの雄大な自然と1個人の生き様が描写されている、この作品に出会えたことを幸せに思う。
ショーン・ペンの感性に敬服するばかり。
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